ミラノ発 - 首位争いだ。カンピオナート第5節まで終えてトップにいる2チームが“メアッツァ”で対戦する。
Optaの提供するデータから第6節に向けた興味深いデータを紹介しよう。
【直接対決】
2チームはセリエAで155回目の対戦。ネラッズーリが63勝でヴィオラが41勝。引き分けは50回。
過去3シーズンはそれぞれ3勝ずつ。
フィオレンティーナは2014−15シーズンに無失点で2試合に勝った。インテルは2013−14シーズンに勝ち点6を獲得している。
【ミラノでの対戦】
フィオレンティーナはナポリと並んで、インテルがセリエAホームゲームで最も多く勝っている相手(45回)。
今年3月に0−1で敗れる前、インテルはホームでのフィオレンティーナ戦に12連勝していた。その間に27ゴールを挙げ、1試合平均2.25得点を決めている。
ミラノでの最後の引き分けは1996年11月の2−2。
ヴィオラはインテルのホームでの複数得点が過去10試合ない。
【フォーム】
インテルは過去に1度だけ5連勝を飾った。この1966−67シーズンはユヴェントスに及ばず2位で終わっている。
ネラッズーリは今季ホームで3連続のクリーンシート。3冠のシーズンとなった2010年1月以来だ。
ヴィオラは1998−99シーズン以降、最初の5試合で4勝ということがなかった。このシーズンは3位で終わっている。フィオレンティーナは12試合連続で得点中で。その間に25得点を挙げている。リーグで最後の黒ボスはトリノ戦。ラスト10試合で9試合に勝っている。最後のアウェーゲームとなったカルピ戦で8試合ぶりの無失点を飾った。
【個々】
ハンダノヴィッチはセリエA300試合目。
イカルディはインテルにきて50回目の先発が間近。
イリチッチはヴィオラでのセリエA50試合出場にリーチ。
リャイッチとヨヴェティッチは古巣との対戦。前者はヴィオラで78試合出場15ゴール。後者は116試合出場で35得点。リャイッチはすでにフィオレンティーナからゴールを奪ったことがある。今年1月、ローマの選手としてゴールを奪った。
フェリペ・メロはフィオレンティーナでイタリアでのキャリアを始めた。29試合に出て2ゴールを記録。2008−09シーズンのことだ。ヴェローナ戦ではセリエAで久々にゴールを決めた。最後の得点は2010年10月のユヴェントス対レッチェ(4−0)である。
イリチッチのセリエA初ゴールは、2010年9月のパレルモ対インテル(1−2)。ここ9試合で彼は8ゴールを決めている。
トモヴィッチは2013年10月のフィオレンティーナ対インテル(3−0)以降、得点がない。
ボルハ・バレロ(201)はハムシク(233)に続いて、敵陣でのパス本数が今季のセリエAで2番目に多い選手。
ハムシク(370)はカンピオナートでパスが多く、メデルが333本で続く。
ヴィオラで最も敵陣でのパスが多いのはゴンサロ・ロドリゲスの211本。
マルコス・アロンソは今季のヴィオラの7点のうち3点に関与。2ゴール1アシストだ。
【監督】
ロベルト・マンチーニとパウロ・ソウザは、セリエAで初対決。
マンチーニは監督としてのデビューがヴィオラだった。2001年3月から2002年2月まで率いて、コッパ・イタリアを制した。ヴィオラとの対戦は10回目。6勝1分け2敗である。
パウロ・ソウザはセリエA初挑戦。1998年から2000年にかけてインテルでプレーしていた。
【審判】
フィオレンティーナは、ここまで最もオフサイドが少ないチーム(6回)。
アントニオ・ダマート主審はセリエAで148試合目。今季は3試合目だ。インテルは17回の顔合わせで12勝1分け4敗。フィオレンティーナは22回ダマート主審の試合を戦い、11勝10敗。