モデナ発 - 8月最後の日曜日。モデナの“ブラーリア”にセリエAが戻ってきた。今回はカナリーニではない。近所のカルピだ。特にインテルが相手ともなればチケットは完売である。マンチーニはアタランタ戦に続いて4−3−1−2を選択。ハンダノヴィッチがゴールを守り、ディフェンスラインは右からサントン、ムリージョ、ミランダ、フアン・ジェズス。グアリン、メデル、コンドグビアが中盤で、トップ下はブロゾヴィッチが担当する。ヨヴェティッチとパラシオが2トップを組んだ。
カルピは良いスタートを切る。観衆の後押しもあり、鋭いカウンターを仕掛けてきた。しかし、マンチーニの選手たちはしっかり対応。カストーリはジェノヴァでの苦い経験をもとに5バックを選択。インテルは負傷のイカルディが不在で、31分まで均衡が破れなかった。グアリンがロングボールでヨヴェティッチにパスを出すと、見事なコントロールからシュートを放つ。これがブルキッチに阻まれたが、自ら押し込んで先制した。インテル側のクルヴァが熱狂する。その後もインテルが支配するが、カルピはマトスがゴールに迫った。それでもハンダノヴィッチが見事な対応で得点を許さない。前半はこのようにインテルが支配して、カルピが素早いカウンターでチャンスをつくった。
後半は立ち上がりにインテルが好機を迎える。フアン・ジェズスが左サイドを上がり、パラシオに見事なボールを送った。トレンサは相手をかわしてボックス内からブロゾヴィッチに送るが、クロアチア人は決めることができなかった。少し後にもパラシオがチャンスに絡む。アルゼンチン人は右からゴールを狙うが、左に少し外れた。インテルはファイナルサードでのプレーが続く。サントンとフアン・ジェズスが上がり続け、コンドグビアとメデルが中央に陣取った。79分には長友佑都がサントンと代わって登場。だが、カルピはここから巻き返し、インテルに圧力をかけてきた。80分にはラザーニャのクロスからディ・ガウディオが決めて同点となる。
インテルはすぐに戦いを変える。トレンサが決定機を迎えると、ブルキッチに止められた。その1分後にはグアリンがエリア内でラザーニャにファウルを受けてPKを獲得。ヨヴェティッチがスポットから決めて、試合終了を迎えた。
インテルは勝ち点6を獲得してトップタイ。良い形で中断を迎え、次節はダービーが待っている。
カルピ 1-2 インテル
得点者: ヨヴェティッチ (31分), ディ・ガウディオ (81分), ヨヴェティッチ (89分[PK])
カルピ: 1 ブルキッチ; 3 レティツィア, 18 ブブニッチ, 6 ガリオーロ; 2 ウォラス(76分 ディ・ガウディオ), 20 ロッロ, 39 マッローネ, 58 フェデーレ(79分 ラッザリ), 34 ガブリエウ・シウバ; 7 マトス, 9 ヴィルチェク(66分 ラザーニャ).
ベンチ: 22 ベヌッシ, 8 ビアンコ, 10 ラッザリ, 11 ガウディオ, 15 ラザーニャ, 19 パッシューティ, 29 マルティーニョ, 33 スポッリ, 94 イニゲス.
監督: ファブリツィオ・カストーリ
インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 21 サントン(79分 長友), 25 ミランダ, 24 ムリージョ, 5 フアン・ジェズス; 13 グアリン, 17 メデル, 7 コンドグビア; 77 ブロゾヴィッチ(86分 エルナネス); 8 パラシオ, 10 ヨヴェティッチ(90分 ラノッキア).
ベンチ: 30 カリーソ, 46 ベルニ, 14 モントーヤ, 23 ラノッキア, 27 ニュクリ, 33 ダンブロージオ, 55 長友, 88 エルナネス, 93 ディマルコ, 97 マナイ.
監督: ロベルト・マンチーニ
主審: マッサ
副審: クリスポ, タッソ
第4審判: パガネッシ
追加副審: チェルヴェッレーラ, パイレット
警告: ロッロ (20分), サントン (60分), メデル (66分), レティツィア (70分), ミランダ (85分), ハンダノヴィッチ (92分)
アディショナルタイム: 2分 - 3分
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