ブルーニコ・リスコーネ発 - うだるような暑さの下、ロベルト・マンチーニ監督率いるインテルの2015−16シーズン初ゲームが行われた。インテルが夏合宿を行っているブルーニコのリスコーネはネラッズーロに彩られ、小さなスタジアムに観客が詰めかけた。チケット売り場の長蛇の列はキックオフの笛が鳴った後も続いていた。
ロベルト・マンチーニ監督は、ダイヤモンド型の中盤を採用。ディフェンスラインは4枚で、センターはジェズスとラノッキアのコンビ。ハンダノヴィッチがゴールを守り、モントーヤが14番で右に入ってダンブロージオが左だった。ニュクリがレジスタを務めてインサイドハーフにはコヴァチッチとブロゾヴィッチ。エルナネスのトレクァルティスタに、パラシオとイカルディの2トップだった。パラシオは開始3分に2人のDFをかわして先制点を獲得。シュトゥットガルター・キッカーズはミュラーのシュートがポストを叩いた。
10分にニュクリがイカルディに長いパスを送り、見事なタッチでパラシオに渡すと、マニュアルどおりのアクションで2点差とする。23分には、パラシオが左からプレスをかけてボールを奪い、中央のエルナネスにパス。ブラジル人MFは合わせきれなかったが、ブロゾヴィッチが押し込んで3−0とした。29分には、相手DFミュラーのミスを見逃さずイカルディがゴールを奪い、4−0になる。シュトゥットガルター・キッカーズは特に左サイドから巻き返し、2度の好機を演出。だが、すでにカンピオナートのフォームにあるハンダノヴィッチが止めた。
後半は大幅にメンバーを変更した。ゴールマウスにカリソが入り、長友が右サイド、アンドレオッリとポーパがセンター、左はサントンが担当する。ニュクリは引き続き底を務め、ディマルコとデ・ミケーリがその脇に。エルナネスは後半もピッチに立ち、デルガド、バルディーニとともに攻撃を仕掛けた。シュトゥットガルター・キッカーズは後半の序盤にフィッシャーのゴールで1点を返す。
65分、ジョフレイ・コンドグビアがエルナネスと交代でピッチに入り、左のインサイドハーフを務めた。デルガドはセカンドトップとなる。目立った活躍はなかったが、スタンドから大きな拍手を浴びた。85分、アンドレオッリとポーパの乱れからフィッシャーが再びゴールを決めた。最後には、中盤でのボールロストからイバンにペナルティーエリア手前から右足のシュートを決められている。
シーズン初のテストマッチは4−3で終了した。次の試合は15日。昇格組のカルピと対戦する。
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