ミラノ発 - イカルディはポストを叩き、ビラーギはクロスバー。マウリートのオーバーヘッドにパロスキのカウンター。サン・シーロでのキエーヴォ戦は、0−0に終わった。
高い位置のプレスとサイド攻撃。インテルの立ち上がりはこうだった。これにより最初のチャンスをつくる。ダンブロージオがブロゾヴィッチにパスを送ったが、クロスがミスをなった。その2分後の6分、パラシオのパスを受けたグアリンがシュートを狙ったが、わずかにビサーリの左だった。サイドからの攻撃は続き、フアン・ジェズスも攻撃参加。彼のパスからペナルティーエリア内で混戦となる。19分にはマンチーニ監督のチームに大きなチャンスが到来したが、JJのボールに高く飛んで合わせたイカルディのシュートはポストだった。キエーヴォはコンパクトに守ることを意識し、全員がボールの後ろで守りについていた。
スペースは少なかった。34分にインテルはグアリンの見事なロングパスから裏を狙った。パラシオはヘディングで落としブロゾヴィッチへ。しかし、クロアチア人のシュートは弱く、ビサーリの腕の中におさまった。前半最後のアクションは再びネラッズーロ。ヴィディッチの頭で狙ったが、うまくいかなかった。
後半はキエーヴォがひやりとして始まる。スケロットがあわやオウンゴールという場面になったがぎりぎりで枠の外だった。インテルは加速を試みる。再びパラシオがチャンスに絡んだ。59分、パラシオはエリアに入り、強烈なシュートを放ったが、ダイネッリにコースを変えられた。キエーヴォは流れをつかみ始め、ラドヴァノヴィッチがハンダノヴィッチと1対1になる。しかし、彼の右足のシュートは守護神が阻止した。アウェーチームは良い時間帯を迎え、パロスキが先制点に迫る。だが、またしてもサミルが見事に対応した。キエーヴォが攻め、再びインテルにスペースができる。ダンブロージオが途中出場で入ったばかりのポドルスキにチャンスをつくったが、彼の左足のシュートはウディネーゼ戦のようにはいかなかった。
シャキリは途中出場ですぐに好機に絡む。77分には左足で良いシュートを放った。だが、ゴールにはならない。イカルディのオーバーヘッドもあと少しだったが、この日はインテルの日ではなかったようだ。キエーヴォは終盤、ビラーギが35メートルの強烈なシュートを放つが、クロスバー。ラストまで押し続けたが、この日はゴールが生まれなかった。
インテル 0-0 キエーヴォ・ヴェローナ
インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ, 23 ラノッキア, 15 ヴィディッチ, 5 フアン・ジェズス; 13 グアリン, 18 メデル, 77 ブロゾヴィッチ (53分 ポドルスキ); 88 エルナネス (64分 シャキリ); 8 パラシオ (77分 コヴァチッチ), 9 イカルディ.
控え: 30 カリーソ, 20 オビ, 21 サントン, 26 フェリペ, 27 ニュクリ, 28 プスカス, 55 長友, 93 ディマルコ, 97 ボナッツォーリ.
監督: ロベルト・マンチーニ
キエーヴォ・ヴェローナ: 1 ビサーリ; 24 スケロット, 3 ダイネッリ (60分 サルド), 12 チェサル, 21 フレイ (7分 ビラーギ); 10 クリスティアンセン, 8 ラドヴァノヴィッチ, 13 イスコ, 56 ヘテマイ (57分 ガンベリーニ); 43 パロスキ, 69 メッジョリーニ.
控え: 25 バルディ, 90 セクリン, 9 ポッツィ, 11 バユシ, 14 コフィー, 18 フェトファツィディス, 19 ボッタ, 23 ビルサ, 31 ペリッシェル.
監督: ロランド・マラン
警告: ビラーギ (24分), メデル (36分), ポドルスキ (63分), シャキリ (86分)
アディショナルタイム: 1分 - 4分
主審:グイダ
副審:デ・ピント、デ・リベラトーレ
第4審判:メーリ
追加副審:カルヴァレーゼ、ラ・ペンナ
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia Versione Italiana