インテル、“ベンテゴーディ”で3−0

イカルディとパラシオが、それぞれゴールとアシストを記録。モラスのオウンゴールで勝負を決め、ヴェローナで勝ち点3を獲得した。

ヴェローナ発 - ゴールとアシストがイカルディとパラシオの間で決まった。アルゼンチンのタンゴ。ハンダノヴィッチのPKストップ。ポール支配にサイド攻撃。そしてリスタートのための勝利への意志。ヴェローナ戦では、最初からインテルここにありということを示した。

エルナネスはボールをキープして、4分に左足でミドルシュートを狙ったが、タフツィディスに弾かれた。マンチーニのチームはプッシュした。特に右サイドからダンブロージオが仕掛ける。中に入ってくるエルナネスに合わせにいったが、これは手前でCKに逃れられた。ボールポゼッション、パスワーク、サイドのスピード。これらが試合の要素だった。11分、それらの適切なミックスがゴールを生む。ダンブロージオがボールを運び、パラシオがクロス。ロドリゲスに当たったボールがイカルディが鷹のごとく届き、1−0となった。トーニのヘディングがハンダノヴィッチの上に外れた場面を除いて、危険はなかった。守備陣の警戒、そして中盤がカバーと速攻のタイミングを理解していることの成果だった。36分、インテルはカウンターで2−0に迫る。パラシオが約30メートルをドリブルで運び、ブロゾヴィッチにラストパス。ペナルティーエリア内からシュートを放ったが、正確さを欠いてしまった。

後半は閃光とともに始まる。ネラッズーロは48分、前半の攻撃を見ているかのようなプレーを仕掛けた。役者は逆に変わったが、結果は同じだ。エルナネスが左に展開し、イカルディがクロスでアシストマンとなり、パラシオがゴールを決めた。インテルが組織的に守ることもあり、ヴェローナはボックス外から試みる。63分のフィニッシュはネラッズーリをひやりとさせたが、ハンダノヴィッチが止めた。オッバディの右足のシュートをはじき、すぐに起き上がってゴメスに当たったモラスのシュートに反応した。ヴェローナの時間帯で、オッバディが再び危険な存在になる。

72分、インテルはダンブロージオが右から良いクロスを入れ、ニアにパラシオが飛び込んだ。しかし、ポストに当たってしまう。その3分後、トーニのヘディングシュートが得点に近づくが、その60秒後に決定機をつくられた。ヴィディッチとの接触でヴェローナがPKを獲得。トーニがキッカーを務めた。だが、ハンダノヴィッチがセーブ。精神的に大きなダメージを与え、インテルは再び試合をコントロールした。そして、終了間際にダンブロージオのクロスがモラスに当たってオウンゴールとなり、勝負が決した。

 

エラス・ヴェローナ 0-3 インテル
得点者: イカルディ (11分), パラシオ (48分),  モラス(92分[OG])

エラス・ヴェローナ: 1 ラファエル; 26 サーラ, 2 ロドリゲス, 18 モラス, 3 ピザーノ; 8 オッバディ, 77 タフツィディス, 10 ハルフレッドソン (19 グレコ 72分); 21 ゴメス (7 サビオラ 75分), 9 トーニ, 11 ヤンコヴィッチ.
控え: 22 ベヌッシ, 4 マルケス, 17 ニコ・ロペス, 20 フリストドゥロプロス, 25 マルケス, 27 ヴァローティ, 30 カンパニャーロ, 33 アゴスティーニ, 70 ペレイラ, 71 マトリッチ.
監督: アンドレア・マンドルリーニ

インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ, 23 ラノッキア, 15 ヴィディッチ, 5 フアン・ジェズス; 13 グアリン, 18 メデル (27 グヌクリ 80分), 77 ブロゾヴィッチ, 88 エルナネス (26 フェリペ 88分); 8 パラシオ (10 コヴァチッチ 80分), 9 イカルディ. 
控え: 30 カリーソ, 46 ベルニ, 6 アンドレオッリ, 11 ポドルスキ, 20 オビ, 28 プスカス, 55 長友, 91 シャキリ, 97 ボナッツォーリ.
監督: ロベルト・マンチーニ

警告:フアン・ジェズス (18分), モラス (35分), ブロゾヴィッチ (36分), グアリン (40分), オッバディ (56分), ヴィディッチ (76分) 

アディショナルタイム: 1分 - 3分

主審: タリアヴェント
副審: マッラッツォ、ペゴリン
第4審判: スケノーネ
追加副審: チェルヴェッレーラ、マンガニエッロ


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